RF段でバンド外の妨害波をカットする8分割のBPFと4ポールルーフィングフィルター(MCF)を採用
1stIF67.899MHz、2ndIF24kHzのダブルコンバージョンスーパーヘテロダイン方式によるシンプルな受信構成ながらも、RF入力部には8分割のBPF(バンドパスフィルター)でバンド外の強力な信号をカット。1st IF段においては優れたシェープファクターを誇る10kHz幅の4ポールルーフィングフィルターにより、隣接する不要な妨害波を軽減します。
YAESUのIF DSPテクノロジー。初めてのHF運用でも優れた機能をやさしい操作で実現
FT-450Dには16ビットDSPの ANALOG DEVICES社製ADSP-BF531SBSTを使用。優れた変復調特性を実現するとともに、混信除去機能、そして各種音声処理などHF運用に欠かせない重要な機能を初心者でもわかりやすく設計し、入門者からDX’erまで幅広く使いこなせる操作性を実現しました。
●サイドからの混信を素早く除去できるIF SHIFT機能
●YAESU独自のCONTOUR機能
●MANUAL NOTCH
●目的の信号だけを抽出して了解度をアップさせるDNR(デジタルノイズリデューサー)
●フィルターの帯域幅を可変させるIF WIDTHフィルター
●MIC EQ.(デジタルマイクイコライザー)とスピーチプロセッサー
●DSP VOX運用
●2chの音声をそれぞれ10秒間記憶するボイスメモリ機能
●実際の音声をDSPで処理した明瞭なボイスアナウンス機能
■簡単操作を実現する大型ディスプレイを採用
229W×84H×217Dmmのコンパクトサイズながらも、フロントパネルの約1/4を占める156×30mmの明るい大型ディスプレイを採用しました。高級感あふれるネガタイプのオリジナルLCDには、周波数、信号強度表示、RFからIFまでの信号の流れや混信除去機能の動作状況をグラフィック表示します。
高い信頼性を誇るハイパワーMOS FETとクーリングファン付き大型アルミダイキャスト構造
PA部には、MOS FET RD100HHF1をプッシュプルで使用しコンパクトサイズながらも100Wの安定した送信出力を確保しました。さらに、フィールド運用でも安定したQSOができるように、490ccの大型アルミダイキャストの背面に70mm角の大型クーリングファンを配置して内部全体を効率よく冷却できるような構造設計を施しました。
移動運用したいという心理をバックアップするオートマチックアンテナチューナー
フィールド運用時などで、短縮型アンテナのマッチングがとりにくい場合には、内蔵のオートマチックアンテナチューナーが威力を発揮します。一度チューニングを取ると、その周波数のマッチングデータを最大100個まで自動的に記憶するため、同じアンテナならバンドや周波数を変更したあとすぐに運用することができます。さらに、パネル面から操作できるYAESU独自のアンテナチューニングシステムにも対応。ロングワイヤー対応オートアンテナチューナーFC-40(オプション)やモービル運用に最適なアクティブチューニングアンテナシステムATAS-120A(オプション)にも対応しています。
HF運用をサポートする数々の機能を搭載
●ピークホールド付きデジタルSメーター
●一時的に周波数をメモリすることができるQMB(クイックメモリバンク)
●500chの大容量メモリチャネル(12グループメモリ)
●+5kHz UP(デフォルト)のクイックスプリットとTXW機能(スプリット運用時に送信周波数を受信)
●クラリファイヤー機能
●±1ppm(ウォームアップ後、+25℃時)のTCXO(温度補償型水晶発振器)標準装備
●20秒の受信レコーディング機能
●FSK-RTTYにも対応するデータ通信端子
●FM運用時に便利なトーンスケルチ(CTCSS)機能
●トーンサーチスキャン機能
●自分の運用形態を設定できるMY BAND/MY MODE機能
●よく使う機能を設定することができるCSキー
●連続送信を防止する送信タイムアウトタイマー機能(TOT)
●一定の時間に操作をしない場合、自動的に電源をOFFにするオートパワーオフ機能(APO)
●多彩なスキャン機能
●D-Sub 9ピンによるコンピュータコントロール(CAT)端子とクローン機能
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