WIRES-II利用ガイド


WIRES-II利用ガイド(一般利用者向け)


Update 20th.Nov.2003

ローカルにあるWIRES-II局を利用して他のWIRES-II局へ接続して交信する方法を紹介します。DTMF付きのハンディやDTMFマイクを接続したモービル機などがあれば、誰でも簡単にWIRES-II局を利用して、遠くのWIRES-II局へリンクして交信することができます。

WIRES-II利用方法(FRG編)


八重洲無線 WIRES-IIホームページにあるWIRES-II IDリストから探し出してください。そのリストに周波数が出ていたらその周波数にあわせます。

WIRES-II IDリストを見て、どこへ接続するか決めます。たとえば、神奈川県鎌倉市の#5155Dへ接続するときは、無線機のPTTを押しながらDTMFキーパッドで #5155D を送信します。一度、受信状態にして、10秒ほどしてから送話を始めます。WIRES-II局によっては、リンクが確立したとき、音声などが聞こえるようになっているため、相手のWIRES-II局へリンクされたことがすぐにわかります。あとは、一般の交信と同じようにQSOをお楽しみください。

交信が終わったら必ず切断信号を送信します。切断信号は、PTTを押しながらDTMFキーパッドで #99999 または #9999D を送信します。(DTMF * でも切断することが可能です。・・・一部の局では対応していない場合もあります。その際には、#9999Dまたは、#99999で切断します。)
なお、WIRES-II局では、指定した時間で自動的にリンクが切断されるタイムアウトタイマーを設定しています。設定時間はそれぞれ違います。交信途中で、相手からの応答が無いときはタイムアウトになった可能性があります。その際には、再度リンクしなおしてください。また、できる限り簡潔な交信を行い、タイムアウトにならない注意して交信することも必要です。

DTMFコマンド コマンドによる動作
#6666D または#66666 現在の接続状態をアナウンスします
#7777D または#77777 オンラインになっているノードへランダムに接続します CQコマンド
#8888D または#88888 切断した直前のノード局へ接続します
再接続コマンド
#9999D または#99999または * リンクを切断します

(注)アクセスするWiRES-II局のバージョン、設定によっては上記のコマンドを受付しない場合もあります。



WIRES-IIを利用するときの注意点

運用時間は必ずしも24時間オープンしているとは限りません。また、周波数は混信などの理由で変更していることもあります。
DTMFのB,C,DはFRGの一斉呼び出しモードです。これは、WIRES-IIを開設している局が各自リンクするIDを設定しています。
この場合、最大10局まで一斉に呼び出されますので、これを理解してご使用ください。
なお、相手局が見つかったらすみやかに、相手がリンクしているID番号を確認して、一度切断し、再度その番号を指定して交信を行うようにしましょう。なお、一斉呼び出しを受け付けていないWIRES-II局もあります。
WIRES-II設置局は、ボランティアで開設しています。交信はなるべく短く行い、多くの局が使用できるように連続して利用しないようにしましょう。
交信が終わったら、必ず#99999 または #9999D の切断信号をDTMFで送信するようにしてください。
DTMFが無くてもWIRES-IIを利用することができます!
WIRES-IIでは、相手へのリンク、切断をDTMFで行っています。ただし、FRGでの交信では、一度リンクが確立すれば、DTMFがなくても交信することができます。そのため、DTMFが無い局でもWIRES-II局から聞こえてきた局に対して応答することはできます。まず、WIRES-IIの交信を体験したいだけなら、まずはローカルのWIRES-II局の周波数をワッチして、声が聞こえてきたら応答してみてください。
その面白さがわかったら、DTMF付きハンディやモービル用のDTMFマイクを購入して本格的に楽しみましょう!
ただし、SRGによる運用では送信ごとにDTMF信号が必要なため、DTMFに対応していない無線機を使用している場合は、交信することができません。