3. ID自動送出機能 |
指定した間隔でIDの送出を行う機能を新設しました。
送出できるIDは、Wave、CW、Voiceの3種類です。
*ID送出間隔は1分から60分まで1分間隔で設定可能
*ID送出タイミングをPC内蔵時計の0分0秒からカウントする動作も可能
*ID timing (ON:MIX/OFF:Wait) (Ver 3.221)
ON:
リンク時に相手からの音声が送信している場合でも、送信音声にミックスしてIDを送信します。
OFF:
リンク時に相手からの音声が送信しているときは、その送信が終了してからIDを送信します。
*ID TX mode (Ver 3.221)
○Always
常時、指定した時間ごとにIDを送信します。
○ID only connected
NET接続時(リンク)のみ指定した時間ごとにIDを出力します(Ver 3.210)
○Only Not Connected
未接続時のみ指定した時間ごとにIDを送信します。
*ID送出機能をご使用の際には、ローカル局へ混信を与えないよう十分にお気をつけください。
また、CW IDをご使用するには、3アマ以上の資格、および免許状に記載されていることが必要です。 |
4.入力端子(MIC/LINE-IN)の切換制御機能 |
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MICだけでなくLine IN入力端子が選択できるコンピュータにおいて、入力を選択できるVoice
in select設定を追加しました。これにより、LINE-IN端子から音声を入力した場合でも、音量調整バーでのコントロールが可能になりました。
また、MIC、LINE IN以外の入力を使用する場合には、"Other"を選択することにより、Windowsの録音プロパティで入力の選択、音量の調節ができるようになります。(Ver
3.210) |
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5.Round QSO Roomへの自動接続(常駐)機能 |
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指定したRound QSO Roomへ自動的に接続し常駐させることができる、RETURN TO RESIDENT ROUND QSO ROOM機能を新設しました。
RETURN TIME設定
IDLE状態(未接続状態)になってから、自動接続を行うまでの時間を10秒~60分(3600秒)(Ver 3.210)まで10秒単位で指定することが可能です。自動接続機能を停止/再開するためのDTMFコマンド(#55555/#05555/#5555D)を用意しました。このDTMFコマンドのON/OFFも可能です。
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6.Reject IDs機能の拡張 |
Reject IDs設定で登録したID局に関して、動作を下記のように変更しました。
ver3.141以前 : 接続要求を受信した時の応答拒否 / 呼出は可能
Round QSO Room開設時の自局Roomへのアクセスも拒否する。
→ ver3.200以降 :
登録したIDに対してすべて通信禁止(接続要求/呼出共に禁止)に変更
ただし、Round QSO Room開設時の自局Roomへのアクセスは対象外。
(自局Roomは、Room専用Reject機能(新機能)で対応可能)
*ID指定方法の拡張により、複数条件指定、範囲指定、ワイルドカード(“?”)指定機能を追加しました。 |
7.View QSL Windowの機能拡張 |
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接続時に表示される、View QSL windowの表示内容を拡張しました。
(1)接続先ID、時刻及び接続先Nodeのcallsign(もしくはRoomName)を表示できる様にしました。
(2)このView画面のハードコピーをとる機能を追加
(3)Disconnect(回線断)時に、開いていたWindowが自動的に閉じます。 |
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8.Announcement関係 |
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(1)Announcement設定を3通りに分割
Connect Request , Room IN/OUT , DTMFの#66666機能毎に個別にON/OFFできるようになりました。
(2)Announcement(Room logon Node info)機能追加
Round QSO Room接続時に、そのRoom上の接続局数をアナウンスします。
(通常はOFF設定。ON設定時には、接続時、#66666実行時及び、Voice ID時に、それぞれ有効になります。) |
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9.表示関係 |
(1)Window Default機能を追加
list画面上の右クリックメニューにWindow Defaultコマンドを追加しました。
これにより、各list windowの表示行数を初期値に戻すことが可能です。
(2)リスト画面カーソル固定
画面refresh時にカーソル位置をリセットしないようになりました。
(3)Font reset機能追加
変更したFontを初期値に戻す機能を追加しました。 (View-Font-Reset)
(4)log画面の詳細表示
SRG接続時やリモートモニタ(wiresmon.exe)からの送信停止動作などの内容が詳細に表示されるようになりました。
(5)Chat画面の文字数を3000文字に拡張
Chat画面のメモリバッファサイズを半角1000文字から3000文字に拡張しました。
(6)Level MeterのON/OFFをメイン画面で切り替え
Level meterの動作設定をメイン画面でできるようになりました。
(7)送信・受信の音声レベル調整の名称、位置を変更
順番をSP系(SP LEVELとWAVE LEVEL)、MIC系(MIC LEVEL/LINE-IN LEVEL)に位置を変更しました。
SP系(コンピュータから自分の無線機へ送り送信するための音声レベル調整)
ON AIR PC AF LEVEL → SP LEVEL (相手からの音声レベルマスター調整)
MONITOR LEVEL → WAVE LEVEL (PC内で生成された音声のレベル調整)
MIC入力系(自分の無線機で受信した音声をコンピュータへ送り相手のノードへ送り出すための音声レベル調整)
INTERNET PC AF LEVEL → MIC/LINE-IN LEVEL(自局で受信した音声をインターネットで相手への送る音声レベル)
(8)HRI-100 Setupの設定項目名称変更
HRI-100 ON AIR AF LEVEL →
HRI-100 SP ATT(コンピュータからHRI-100へ入力する音声のアッテネータ)
HRI-100 INTERNET AF LEVEL →
HRI-100 MIC ATT (HRI-100からコンピュータへ入力する音声のアッテネータ)
(9)TX ON DELAY TIME機能追加(頭切れ防止対策用) |
10.その他 |
(1)音声レベル調整プラグインソフト
WiRES-IIプログラムを起動中に音声レベルの調整ができる音声レベル調整プラグインソフトを用意しました。 |
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(2)さらに便利になったショートカットキー
プルダウンメニューのショートカットキー割付を変更しました。
File - Personal ID : [Alt]-[F] + (E) → [Alt]-[F] + (I)
File - Round QSO : [Alt]-[F] + (M) → [Alt]-[F] + (R)
File - Exit : [Alt]-[F] + (X) → [Alt]-[F] + (E)
(3)WiRES-II登録情報バックアップ機能
ソフトの再インストールなどを行う際に、以前の登録情報をそのまま呼び出すことができます。設定されているWiRESの各種パラメータをExport機能でfile化し、このfileをImport機能で読み込んで、設定内容を元に戻すことが可能になりました。
(4)MAKE LIST FILE機能の拡張
従来はActive Listの情報だけをhtmlやCSVファイルとして出力することができましたが、Ver.3.2では、Active
ID window、Round QSO Room window、新設されたGroup window の3つの情報を、html形式やCSV(カンマ区切りテキスト)形式で出力することができるようになりました。 |
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(5)連続送信防止機能(TX TOT)の追加(Ver3.210)
HRI-100にはハードウェアで連続送信を3分で停止するTOT機能がありますが、Ver3.210から、WiRES-IIアプリケーションにより、他のNodeへNET接続で送り出す連続送信時間を3分に制限するようにしました。またRound
QSO Room内の連続PTT占有時間を3分に制限しました。連続的に送信状態になっているNode局が送出を停止またはRemoveしなくても、3分を経過してTX TOTが動作すれば、他のNode局が使用できるようになります。 |
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WiRES-II Ver 3.221のご使用条件 (重要) |
機能アップにともない、Ver 3.221のご使用条件を以下の通りといたします。この条件に満たないコンピュータにインストールされた場合、動作の保証はいたしかねますのでご注意ください。条件に満たない場合には、Ver.3.141をご使用ください。
●OS: WindowsXP ,Windows 2000 推奨
●CPU: Intel Penrium II 400MHz相当以上
●メモリ: 128MB以上推奨
●HDD: 空き容量100MB以上
●ディスプレイ: 解像度1024×768対応 256色以上
●サウンドボード: 8kHzサンプリング対応
●インターネット回線: 56Kのダイアルアップ接続以上、
Round QSO Room設置時にはADSL8Mbps以上
●その他
Voice機能を使用するには、WindowsXPでは標準、Windows2000では、Microsoft SpeechSDK5.1
のインストールが必要です。また、WindowsXPでも、音声の種類を追加したいときには、Microsoft SpeechSDK5.1のダウンロードサイトから音声モジュールをインストールする必要があります。 |
Round QSO Room開設関係
(Round QSO Room開設オーナー向け) |
1.Room専用のReject機能
自分で開設したRound QSO Roomに対するチェックインを拒否したいIDを設定する機能。(Property設定にあるReject
IDs設定とは別の設定)
拒否したいNode IDは、範囲指定、複数条件指定、ワイルドカード(“?”)指定が可能。
2.Remove操作したノード局を自動的にRejectする機能
Round QSO Room管理画面(MCU/Room-Info)から、Remove操作した場合に、そのRemoveしたノード局からの再接続を自動的に拒否する機能を追加しました。
(Round QSO Room REJECT Remove ID list機能)
Room常駐設定をしているノードで、混信などが発生した場合、一時的に接続を拒否することができます。
3.Room専用のlog管理機能
Roomオーナー自身が開設しているRound QSO Roomにチェックインしていなくても、自分で開設したRound
QSO Roomの動作状況をlog画面に表示させることができます。
(通常画面とRound QSO Room画面の表示を切り替えて使用する。)
Room専用のlog画面表示では、Roomに接続するノード局の接続/切断の状況、Reject動作、Remove操作や、Chat機能でやりとりされるメッセージ情報などが表示できます。
さらに、Room画面では、Round QSO Roomへの接続局数を右上に数値で表示したり、Room専用log画面の内容を、通常のノードlogとは別に、指定したfileへ保存することもできます。
4.Roomへチェックイン中のノード局情報をfile出力する機能
Round QSO Room開設時、開設したRoomへチェックインしているのノード局情報をMAKE
LIST FILE機能でfile出力可能です。(MyRoom logon ID出力)
5.Round QSO Roomの最大接続局数制限を50局から99局に拡張
6.Mute機能の追加(Ver3.210)
チェックインしているNode局が混信などで連続送信になった場合、チェックイン状態を保持したまま、送信、音声の配信を一時的に止めることができます。Muteリストから外すことにより、復帰することができます。
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*Ver.2.11b→Ver.3.141への修正は、こちらです。
* Ver.2→Ver.2.11bへの修正は、こちらです。 |